ODENbotを動かしていて避けて通れないのが「上場廃止(デリスティング)」です。
上場廃止になると突然取引ができなくなりますが、2つの取引所で両建てするアービトラージでは、片方の取引所が突然上場廃止になると、資金をリスクに晒すことになります(逆に利益が出る場合もありますが)
ODENbotには上場廃止銘柄を避ける機能を実装していますが、取引所は予告なしに仕様を変えてくるので常に警戒は必要です。
そして今回の記事ですが、CEXの場合は上場廃止となると流動性の低い銘柄が選ばれてアナウンスがでて上場廃止という流れですが、DEXであるHyperliquidでは、一般的な中央集権型取引所(CEX)とは異なるユニークな仕組みで上場廃止が決まります。
今回は、Hyperliquid の上場廃止の仕組みと、ODENbotがどのようにユーザーを守っているのかを分かりやすく解説します。
1. Hyperliquid の上場廃止は「民主主義」で決まる
Hyperliquid は分散型取引所(DEX)であるため、運営者が独断で決めるのではなく、ネットワークの運営者である バリデータによる「投票」 で上場廃止が決定します。
例えるなら:町内会の決議
あるお店(銘柄)を閉めるかどうかを、町内会の役員(バリデータ)たちが話し合って決めるようなものです。
上場廃止までの流れ
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廃止候補の発表(告知)
公式 Telegram で「○月△日に X 銘柄の廃止投票をします」と事前にアナウンスされます。
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投票(予告日時)
バリデータの 3分の2以上 が「廃止」に賛成すると、その瞬間に可決されます。
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自動執行
可決されたら、人の手を介さずシステムが その瞬間に 廃止を実行します。
廃止されるとどうなる?
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価格: 1時間前のスポット価格で強制的に清算(お片付け)されます。
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注文: 全ての板と注文が消滅し、新規取引も決済もできなくなります。
※否決された場合(例:TST 銘柄など)
もし賛成が足りなければ、何事もなかったかのように取引が継続されます。まさに民主主義ですね。
2. Odenbot の「上場廃止予告」ページ
「いつ、どの銘柄が廃止されるか分からない」という不安を解消するのが、Odenbot の /delistings.html(上場廃止予告銘柄ページ) です。
ここには「現在、廃止の可能性がある銘柄」だけがスマートに表示されます。
表示される情報
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上場廃止投票リンク: 公式 Telegram の告知へ直接飛べます。
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日時: 投票が行われる(=廃止される可能性のある)運命の時刻。
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残り時間: カウントダウンが表示されるので、逃げ遅れを防げます。
自動更新のルール(Odenbot の賢い動き)
Odenbot は裏側で常に情報をチェックし、自動でリストを更新しています。
| 状況 | Odenbot の挙動 |
| 新しい予告が出た | 30分以内にリストへ追加 |
| 投票で「否決」された | 1時間後に「あ、廃止されなかったね」と判断してリストから削除 |
| 投票で「可決」された | 24時間後にリストから削除(既に消えた銘柄は不要なため) |
3. 「うっかり」を防ぐ!発注前ブロック機能
「廃止されるのを知らずに買ってしまった!」という事故を防ぐため、Odenbot の設定ページ(/settings.html)には強力なガード機能が備わっています。
「上場廃止銘柄をブロックする」トグル
「設定」画面から選択することができます。
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ON の場合(推奨)
廃止予告が出ている銘柄で注文を出そうとすると、Odenbot が 「危ないですよ!」と警告を出して発注をストップ させます。
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OFF の場合
自己責任で取引できます。「廃止直前の乱高下で勝負したい」といった上級者向けのモードです。
過去の廃止銘柄もガード
Hyperliquid 上で既に消えてしまった銘柄も、Odenbot はリストとして記憶しています。万が一、手動入力などでそれらの銘柄に注文を出そうとしても、トグルが ON ならしっかりブロックしてくれます。
まとめ:安全に取引するために
Hyperliquid での取引をより安全にするために、以下の 3 点を意識しましょう。
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定期的に
/delistings.htmlをチェックする今、どの銘柄が「お別れ」に近いのか一目で分かります。
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投票時刻までにポジションを整理する
可決された瞬間に取引不能になるため、事前に自分で決済しておくのが最も安全です。
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ブロック機能は「ON」のままにする
特別な理由がない限り、Odenbot の誤発注ガードを有効にしておくことを強くおすすめします。

